という話題の記事が目にはいりました
よくあるシチュですね、コメント見ると、金と時間があればとか、できるかもしれないけど途方もない未来ですよみたいなことを書いてる人がたくさんいる。
出来ませんと答えるのもありというのもありました。
ソフトウエアでパターンがきまっているならできない事はほぼほぼないんですよ。
パターンがちゃんと網羅されてる(矛盾がない)かどうかは別問題ですけどね。
物理的な応答時間が短すぎるとか制約が多すぎると無理ですけど。
個人的偏見では
自分が同じような状況に直面した場合、スケジュールとコストはもちろん視野にいれるとして、
例えば、AとBをインプットとしてCを作るのは現実的かみたいなのがあるとして。
そのCがどれぐらい必要性があるものかをまず確認します。
Cが作られることで削減されるコストなり増える利益なりをまず算出し顧客に、検討を続けるか聞きだします。そうするとある程度のコスト上限が見えますからね。
大手ならこの辺はオーダー時に出てきます。実施したい確度がついててどれがいくらでできるか調査みたいなのもあります。
で、AとBでCが本当に作り出せるか調査します。
大抵ここでつまずきまず、そう、たしかにCは作れるけど、顧客が望むCができるのは全体の何パーセントなのか?ってところが一番重要なんです。*1
で、結果が80%でイレギュラーが20%だとします。
で、顧客とは、80%しかCが出来なくてもよいのか確認。その20%が顧客として切り捨てられるのかどうかです。
例えば年数回、はたまた起きるかどうかわからないケースとして塗りつぶされることも多いのです。
ここまでは顧客側に立って同じ問題を共有しているよってスタンスを認めてもらいます。
そして、コストとスケジュールを詰めます。
その際に個人的に気を付けているのは80%が正式回答だったとしてもコストも納期も短縮した50%を目標とした回答も用意しておきます。
たとえば全自動を目標としているけど、一部は手動でチェック工程が入ると大幅コストダウンパターンとかね。
そうすると、大抵やらない以外のどれかに落ちてくれます。
だってさ
相談なり見積もり依頼がくるということは顧客が困っている事案なわけで、効率化したいわけですよ、なのである程度のコストをかけてやるとしたらどうなるかを提示してあげるのがプロってもんっしょ。
結局オールやる、大半やる、少しやるでどれぐらいメリット、デメリットがでるか、そもそも理論上無理なのかを提示してあげればあとは顧客判断です。
どう考えてもこういうパターンが来たらできないから、こういうチェック(もしくは誤りを無視)は必要よみたいなケースが出てきます。それを顧客がどう対処するかは作りてではなく使い手が判断することです。
作りてはあくまでも作ったらどうなるかをちゃんと顧客に説明する責任があります。
出来上がりかけたら、出来ませんでした、、、も0ではないですがあります。実は途中で想定外だったり、認識違いだったりすることもあるので。。そういう場合は素直に早めに顧客に説明し方向修正です。
コストや納期ありきばかりを突き付けられる場合は
上記のような本音のやり取りができないケースです。
いくらで〇×までにできますか?
といわれたら、ここまでならできるよ?やる?やらない?
というすげーさみしい回答になります。
命令形で来る場合もありますが、自分の場合は幸せなのか会社的に反抗出来てました。
無理なものは無理と。
結局のところ
スケジュールやコストも重要ですが、どう可能/不可能なのかをちゃんと説明できる状態がない上で議論しても発散します。Yes/Noで答えられる修正はただの1単純機能です。
個人的にこういう事は
お客様との信頼関係がないと難しいと思います。たって、現場担当者は無理だと分かっているが上から言われてるとかざらにありますからね。で、どこまで妥協でき、どこまで必要なのかを探るためには顧客との信頼関係が不可欠です。
社内からはきらわれますが顧客と仲良くなってると簡単に進むもしくは責任がこちらに来なくなるので人間関係大事、仕事はアナログです。
自分のなかで、検討・設計をすすめていくなかで、あの人が言っているなら仕方ない、あの人が言うなら出来ると顧客担当者に認められなければ個人的には失敗プロジェクトです。*2
まとめ
キレイゴトばかりならべたり、出来るものしか出来ませんみたいなことを言ってると仕事にならないですよ。マジデ。顧客も人間ですからね。