ネットニュースでしたが
物がいくら売れても作成側に還元されない
的な記事が取り上げられていました。
ここには一つ大きな問題があるわけですが
まず、売上・利益に対し、責任・権利持ち側か、責任・権利無しの請負側だったかです。
※社員=個人事業主でもあります。
元請側の社員なら
製造・作成ぶつ・アイデアが売れれば売れるほど通常会社の売上・利益は上がっていきます。
即座に還元されないとしても、給与アップ、ボーナス、役職アップなどなど後々還元されます。もしかしたら福利厚生が充実するといった間接的なものになるかもしれませんが、少なからず売り上げが上がり、利益がでれば何らかの影響はある可能性があります。
請負(契約)側の社員なら
例えば製造請負、下請け、バイトなんでもいいです、少なくとも作ることに責任があり作った後は関与できない場合は若干状況が変わります。
まず、利益として、売れようが売れまいが、作業が終了した段階で契約時の報酬が出ます。
これは大きいです、納品したもの(作業したもの)が売れようが売れまいが契約したときの報酬は必ず入ってきます。支払い前に倒産するような企業でない限り。
しかしながら、それが爆売れして利益ウハウハになったとしても、自分が作ったと言えない契約*1であれば関係ないのです。
(売上の何割とか契約していれば逆に売れなければ0円です)
すなわち、リスクが契約時点で決まっているわけです。
これを理解している人がどれだけいるのでしょうか?
現実は、元請けがウハウハになればもっと良い条件で契約してくれるかもしれません。そしたら頑張るかいはあります。なので完全に売り上げ上がれば利益にありつけないというわけでも厳密には異なる気はしますけどね。
それこそ業務委託とかで期間で雇用されているのでれば契約不履行以外ノーリスクです。(契約額が少ないのに契約したら初めから分かっている事です。)
安い報酬で働かされる
はい、働かされてるという考え方もありますが、働いてしまっているという考え方もあるわけですよ。もし決算書等みて利益あがってるのに改善されないとかだと。
社員であれば、うちの会社ブラックだなぁ~転職考えるか?となるのが普通。
請負なら契約金アップ交渉をするのが普通。そこでしない、いらないといわれればそれまでなんです。
あれ?いいたいこととちがってきた。。。
ようは、契約がどうなっているのか?ということです。
そんなものねーよっていう業界ならやめちまえ。
そして契約した以上それが安かろうが高かろうが悪かろうが契約に合意した時点で分かっていることであり、終わってから文句言うことではないとおもいます。
トラブルは発生するもの
例えば、事故・病気、自作業の遅れ、他責による作業ストップ、クレーム、いろいろあると思います。でもそれって契約時にある程度きめたり、信頼関係があって行う事であると思うんですよね。
自分は元請も業務委託も経験してきましたが、元請の場合、契約違反してくるのは下請け側が圧倒的に多かったです。そして業務委託された場合は社風もあったとおもいますが、損は基本丸被りしていました。もちろんバーターもありましたけど。
で、一番のトラブルは、営業(マネージャー)がいるケース。実際作業されるかたがそんな話は聞いていない、営業が次回そんな額では受けられない。が一番多いのですが、
前者は、知らんがなです。お前さんところの問題だろうってなります
後者は、そういう品質だったか、ほかにもっと安いところがあったか、もういらないかです。本当に欲しい場合は、高くても契約します。
※ここでことわっておきますが、契約違反がない限り必ず全額支払いでしたよ。
結局なにがいいたいの?
業界をたたくのであれば契約遂行後でなく契約前。
契約不履行であれば訴える(個人や零細企業はできんよって言われるかも)かそことは縁を切るだけであります。
契約不履行しているという情報が業界ででまわればその会社はかってに終わってくれます。
で、、
自分は契約時にやすいなーとおもってもやりたい、戦略的に取りたいとかあれば自分の裁量内ならとってしまってましたし、上司相談してました。
もちろん元請から逆に断られることもあります、というか営業的な仕事の場合取れないほうが多いんですけど。
需要と供給、品質と価格は微妙なところでバランスされています。誰かがバランスブレイカーになっているのであれば、その人が(いろんな意味で)つぶれないかぎり業界はかわりません。
えっと、法を順守してればってことですよ。ただ抜道が多いので難しいところですが。
一番の問題は、請負になると一気にリスクがあがることです。
作業(品物品質)さえ担保できていれば、1時間で製造(作業)しようが1年かけようが納期内であれば同じなんですよねー( ;∀;)
こういうこと教えてくれる場所ってどこかないんでしょうか?
個人的に考えているのは、そういう世の中の仕組みを教えてくれる場所って商業系の学校ぐらいなのか?っておもったりします。
義務教育でも歴史の出来事の年数覚える時間あったらこういうこと覚える時間もつくったほうがいいとおもいます。
話は脱線しますが、歴史の授業で一番自分が苦痛だったのは過去の年数を覚えることでした、順番がわかり、前後関係を教えるのが歴史であり、年数たとえば1192だろうが1185だろうがそのころ鎌倉幕府が立ち上がるために誰がどういう背景で動いていたか?をしるのが歴史だとおもっています。1100代の終わりや1200年前ってのがわかっていれば良くないですか?(笑)
それより社会に出た時の契約について教えてほしいですよね。
実際契約なんて子供の頃から実施している
え?って思われる方もいるかもしれませんが、一番簡単なのは物を買う、お小遣いをもらうも契約なのです。相手が親であろうが商売人であろうがです。
お手伝いしたら一回10円、月お小遣い1000円これも立派な契約です。紙がないだけで。
おみせで100円でうってるお菓子を買うこれも契約であります。100円の代償にたいしお菓子をもらう。100円は高いから80円にまけろ。これは営業です( ´艸`)
うん、こういうのがうまいひとは営業に適正があるかもしれません、信頼や実績がついてくるは知りませんけどね。
まとめ
騒ぎどころを見極めないとなにいってるんだ?になります。
現役のころ安いとわめく人をみていると、元請側が苦しい場合と、わめく人が営業のところのほうが品質わるかったりといろいろ考えさせられました。
能ある鷹は爪を隠すではないですが、実力・能力が他と比べ高く需要があればおのずと報酬は上がっていきます。交渉するしないは本人(会社)次第。