どんな仕事(日常)しとったん?
っていう質問をあまり知らない人から受けたので少し回想してみたので、目指してる人にもしかしたら役立つかもしれないので書いてみる。
前提
- 関東在住(通勤は電車)
- 担当は開発現場リーダぐらいまで
- 顧客+製造(下請)さん体制
- 開発は設計段階で安定状態
- 予定している打合わせは夕方の開発打ち合わせ一つ
- シフト無し
- トラブルなし
- 単独案件
これが一番忙しくない通常状態だとおもっているのでこの状況を選んで説明してみた。
余談だが、トラブル発生中、複数案件、関係部署多数だとひどくなります。
また、会社によって大きく異なる部分もあるので鵜呑み厳禁
出社から午前中
うちの会社は勤労体制がクッソ甘いかわりに自己責任だった会社だったので
朝、通勤ラッシュを避けるべく9時前後に家を出て10時前着程度で出社。
タイムカードなんぞはないブラック企業(笑)
PCを起動させ、メールチェック、大抵MLいれて、新着が数十件程度。
※忙しい案件になると桁が1、2個変わります。
自分に必要、重要案件を抜き出し30~1時間程度メールとにらめっこ。
その後、大抵返信や簡単なチケット処理していると午前中終わってしまう事はざら。
基本、約束しているお客様からの問い合わせを優先的に処理し、製造リーダーとのやり取りで今日の進捗状況を確認する。
※大抵私のいた会社は大規模システムのため設計書を作る段階では大まかな構造を見るため一部の製造メンバも設計書作成をしている。
管理者、リーダであろうが、作業員であろうがチームで作業しているので多少レベルの違いはありますが、顧客、メンバー、協業者とのメール・進捗確認作業は必ず発生します。
お昼休憩終了から午後
午前中に処理しきれなかったチケットや課題を整理し、お客様もしくは製造メンバとの打ち合わせの段取りを実施。もちろん当日だけでなく予定を立てます。
課題一覧(チケット等)から自分の担当する優先度の高いものを実処理していく。
例えば、ここの処理が矛盾している、この処理は実装不能、接続先のシステムの仕様が不明なので確認、などなど設計を行っていくことに必要な不備・不足情報で直近のものを全てクリアにしていく。
※他社システムが絡むとこの確認、連絡だけで通常営業時間がおわることもあります。
この処理は立場によもよりますが、ある程度リーダクラスだと課題の割り振りがメインとなります。誰がいつまでに解決しているか管理。しかし今回は1作業員として話をしています。
そんなことをしているうちに、本日の課題解決にむけた打ち合わせ(会議)が始まる時間が近づきます。当日資料準備する場合は時間を逆算して最新情報を集めます。資料準備が必要ない場合は、想定される内容の確認とその解決策のヒントを探しておきます。
※大抵打ち合わせが実施されるとなった場合、アジェンダというか〇×について、チケットNoxxxxについて、など内容予測はつきますので、頭真っ白でいく会議はそうそうないです。すでに前日に頭でまとまっていればこの時間は省けますが、日々状況が変わる開発現場では事前チェックは最低限必要です
そう、馬〇は何も考えずノートとペンだけ持って参加します。
そして会議を実施し、一定の作業方針なり解決策を決め解散、5分でおわるときもあれば数時間かかることもあります。そしてチケットや議事録を誰かがまとめます(自分かもしれません)、リアルタイムに行えるのがよいのですが実際はまとめる作業が必要となります。
議事録で、誰が何を言っていたか全部記録しました!ともってくる新人さんがいますが、アホかとなります。(それが添付資料ならいいのですが、必要なのは、後でみたとき要点がすぐわかる、(課題、決まったこと、解決したこと、宿題等)議事録です。
なのでリアルタイムでこれが作れる奴はすげーです。*1
そんなことをしていると、大抵終業時間が近づいてきます。
お気づきの方はいらっしゃるかわかりませんが、新規ドキュメント作成なんて一ミリも進んでいません。
大抵、顧客対応、課題対応で通常作業時間は終了します。
通常終業時間を終えて残業時間
はい、自分は今までシフト以外で上司から残業しろといわれたことは、新人の時以外ありません。(新人研修中なんで直帰でいいですか?と確認したら戻って仕事しろ(残業)といわれたのが最初で最後です。ぐすん、、新人飲みほとんど行けなかった)
ここから、外部からの問い合わせが少なくなってくるので、自分の時間です。
やっと設計書など担当ドキュメントを開いて執筆を始めます。もちろん解決した内容などがあれば忘れないうちにやっつけていきます。
そしてこれはスケジュール見合いなので切迫してなければ均等割りよりちょっとでもすすんでいればサクッとかえりますがそんな日は稀です。
早くかえれるかどうかは、自分が担当している作業度合いによります。
※担当にもよりますが設計書の場合もあれば、スケジュール・課題管理、試験項目票など作成するドキュメントを作る時間は大抵残業時間です。
深夜タイム
そして、自分がよくやってたのは、深夜のベンダー担当さんと秘密会議です。(毎日ではないですよ)
いわゆる悪だくみ事前の根回しなり根深い問題解決です。
例えば、こうやったほうが今後どちらにも有意義ですよねみたいなことを非公式で担当と実施したり、どうしても解決しない問題を残業のさらに後ろのほうで実施していました。
昼間にやるといろいろ問題があったり、お互い作業が中断されるので深夜にやっていました。
大体22時~あたりが狙い目です。(派手にやると会社からも目つけられます)
昼間にやれるのは関係者(営業・顧客・協業者)とやる表立った根回しです。このほうが利益でまっせとか、一方的にこれよろしく!とか。
本作業は協業関係である相手と利害が一致しているとき以外はやってはいけません。
が一致するなら自分は進んでやってます。一部は自社すら騙す内容を話してました。
(これは私が一番多かったやりかたで、タバコ部屋会議とか飲み会議とか人や関係性によっていろいろみんなやってます)
あまりやってると、あの人と何話しているの?とかいわれることもありますが、基本は直接話すのがいいのですが、メッセンジャーなんかをうまく利用してできるだけこそこそやりましょう。今ではセキュリティ的に危険かな?やっぱ会って話すのが一番。
ちなみに安定状態じゃないとき、トラブル発生中(遅延・障害など)の場合は隠れてやるのではなく表立ってこの時間を使います。が自分は平常時でもスケジュールがあえば意思疎通というか根回しをよくやってました。
なので、いつのまにか嫌いな協業者以外まるく同意見でまとまってるとかあって私が嫌われる立場になるんですけどね( ´艸`)
よく、なんで俺(その人の会社)と事前相談しなかったんだ!、事前相談したらこじれるのわかってるから、根回ししてたんだよ、とはいえず、
「えっ?この方法がよさそうと思いついたので今回の会議で提案したらみんな同意してくれてよかったじゃないですか」とすっとぼけてました。
ちなみに顧客(時間は別にして)の技術キーマンも丸め込んでおくとあの人がいってるんだから間違いないという判断をしてくれるようになります。そうなると自社、顧客双方の上層部はNoといえなくなります。そしたら楽になります。
※立場が上のほうになっていけば、自然と通常会議が一般関係者には秘密な事ばかりになっていきます。
大抵終電付近まで作業
一定量の作業があればこうなってしまいます。小型で暇で楽ちんな開発現場ならいいんですけどね。
一日の終わりは終電が基準となります。それを超える場合はいろいろ問題がでるので平常時はできません。今日は一本早くかえれるかなーとか陽が出てるうちに帰れるよってなるぐらいになると業界に毒された状態となります。
まとめ
こんな感じで、設計書作成から試験項目作成、環境構築準備なんかしているとプログラムなんてする時間はさっぱりありません。
コード書きたいならプログラマーになりましょう。
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おまけ
社内会議がないじゃない、、っていわれるかもしれませんが、基本毎日内部進捗会議しない会社だったので内部進捗は今回省きました。