痛ましい事件がおき
データ消失の話がでてるなかで、ネットでは、クラウド等にバックアップ取れとかいうコメントも多数みてきた。
このジャンルは、ディザスタリカバリをどうするか?ということになるわけですが、、、
オールデジタルではない美術品等の場合は自分の専門外であるためもしかしたら耐火金庫的な倉庫、レプリカ作成とか必要なのかもしれませんがそれはよくわからん。
とりあえずデジタルデータだけに絞ってちょっと語ってみようかと思う。
ディザスタリカバリ入門―災害時のシステム復旧とその対策 (トムソンセキュリティシリーズ)
- 作者: マイケルアーブシュロー,SITE J1
- 出版社/メーカー: ビー・エヌ・エヌ新社
- 発売日: 2005/10/22
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- 購入: 1人 クリック: 3回
- この商品を含むブログ (1件) を見る
以前中小企業で
バックアップは大事よ、って話をしたらコスト的に無理とか、使いこなせないとかいろいろ言われるわけで、リテラシーが低いのは分かった。
自分は大企業病でかつ、本当に事業継続に必要なデータは最低でもN+1の3つバックアップ取れと叩き込まれてる人種なので、ちょっと過敏なところもあります。
さて、今回のような壊滅的打撃を受けてしまうことを予想する経営者はどれだけいるか?
といわれると、自分の中では1/10ぐらいかなーってイメージ。経営陣で自分より厳しくっていう人は過去に痛い目に合ってる人ぐらいで大抵の人は適当に考えている。
どうせ情シスが関してくれてるし言えば戻るでしょ。的なね
個人の考え方
とはまた違うところも面白いところではある。最近無料のクラウドバックアップ領域とかデータ保管がはやっているが、私は絶対に使わない。データを友達に転送する等で使う場合は完全パブリックな情報のみである。(個人で音楽とか権利だけ買って保管は運営に任せるのはアリだと思います)
理由は、中身運営会社の人は(権限やモラルを覗けば)全部確認可能なんですもの。
誰が経営にかかわる重大情報を他人に預けますか?銀行の貸金庫ぐらい長年の信用があるところだとあるかもしれませんが、デジタルデータは一瞬で複製可能ですしね。
そして、有料で扱う某有名どころはデータ保管はそんなに高くありませんが、データ取り出しにめちゃくちゃ高い額をかけてるところも存在します。アップロードはそんなにたいしたことないけど、ダウンロードしたら高額ね!みたいな。
お客様も自前でする場合との比較が欲しいってことで当時しらべたときは目ん玉ひんむかれてました( ´艸`)。
こういう話していると、アップロードデータは暗号化してればいいよ、っていう人が必ずでてきます。もちろんそれも対策の一つであります。
徹底した運用のもとできればありだと自分はおもっていますが、絶対逸脱者がでますし、アホはパスワードは平文でおくとか信じられない行動をします。無知な人ほど・・・
容量無制限クラウドバックアップ 「AOSBOX Cool 1年版」+3か月分プレゼントパック [ダウンロード]
- 出版社/メーカー: AOSデータ
- 発売日: 2015/08/07
- メディア: Software Download
- この商品を含むブログを見る
ということで
業務に支障がでるデータは最低でも物理的な2か所に媒体で保管、出来れば暗号化が望ましいのです。
私が関与している超零細企業でも2+1で1は1ヵ月単位で別の場所で管理されています。
最悪一ヵ月前まではさかのぼれるという体制をとっています。
紙ベースの資料だけはどうしても出来ないのでいつかオールスキャンしてやろうとおもうのですが膨大すぎてやる気がなかなか起きません。(証拠を突き合わせる時必要必要なんですけどね)
まとめ
いくら悲しんでも起きたことが起きなかったことにならない、次繰り返して起こさないことが自分は大切だと思っているので、ドライなBlogになっていますが、最後に重要なのは、人材の復旧は絶対にできないということです。
どうがんばっても同レベルもしくはちょっと違った人(代替えの人が優秀かもしれませんが)しか用意できません。
どうか経営者の皆様、従業員や協業者さんを大切に第一にかんがえるようにしてください。
事故は必ず大なり小なりおきます。起きないのはただの奇跡(運がいいだけ)なのですから。