元SEの車・バイクネタ&毒吐き日記、時々仮想通貨

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【元SEの愚痴】客先常駐のお仕事

についてコメントしている動画をみました

うーん、半分同意半分なにいってるんだろうなぁ。

って感じでした。

たしかに発注側としては自社の正社員ではコストが(上下共に)見合わない場合、外注します。

それには2つあります。

  1. 単純もしくはマンパワーを要する作業
  2. 専門スキルが必要な作業

の2点があります。

でその動画では1.についてしかコメントしていませんでしたので半分うーんって感じになっています。 

システム開発 受託契約の教科書

システム開発 受託契約の教科書

 

 

SES契約は受け側がおいしい

SES(システムエンジニアリング契約)

これはよくIT業界なら聞く言葉であります。自分もSESで受けてくれる人いませんかね?って話はよくしました。

でも自分の経験からいうとSESで契約できる人は、少なくとも1ではありません。

なーんでか、だってSESはあくまでも時間的な契約になり、成果物に対する責任は0になります。

なので、請負契約で・・・っていうと相手営業はかなり渋い顔します。当たり前ですよね。責任でてもし派遣した人が失敗したらその会社が保証しないといけないんですから。

 

ええ、SESはどんな人でも派遣してしまって契約時間ちゃんと働けば報酬がちゃんと支払われるですよ。。。ええ、痛い目もなんどもみましたよ( ;∀;)

痛い目みると、請負でないと御社には出しませんっていうわけですよ。もうきちっと作業内容決めて作業にしてしまうんですよ。そうすると営業と喧嘩になります。*1

下手すると下請け法に引っかかったりするのでお願いする側もつらい部分あるんですよ。

 

結局のところSES契約できている会社はある程度信用してお願いしているので、純正社員枠として自分達も扱っていましたし、自分達ではできない作業をお願いするため逆に自分達より報酬高い人もいました。

なので客先常駐が一概に悪いという意見には自分は賛同できません。

営業が請負しかもってこない会社だったら・・・。

 

 

もちろんSESにも程度があります

補充的にお願いするケース(正社員クラスが足りない)、専門職が足りない。などなど、自分の経験上プロジェクトが流動的だと前者を一時的に確保するため人材いないかお願いしていた面が多かったです。で、ですよ。

そういう場合営業とも専門性があり高単価でお願いしていい人派遣してもらえる用お願いします。。

が、パッパラパーをよこす会社(例えば実は聞いたらX次受けですからよくわかりません)がありました。

なんですと!次回からは御社とは取引停止!(もっと上に相談)ってなるわけですよ。

 

成果を保障しないかわりに、プロジェクトの方針、立ち上げが出来る人を社員を囲って育てるよりは安い額だけど単月でみれば高いけどしかたない。ってときに頼むのですからそれなりの人を期待して当然ですよね。

だってへたしたら俺より単価高いよ?w(もちろん受けた会社だってマージン抜くのでなんとでもなるわけですが)

※ちなみに私自身が社内、社外にSESされた場合の単金も知れる立場にはいましたので。

 

話をもどして客先常駐は

下に見られがちという意見もありました、ハイ否定はしません。しかし自分の居た会社は指揮系統も違う(その会社のリーダ経由)ます。逆にお任せすると手出しできない凄腕集団も普通にいましたので尊敬でみる事も多かったです。

なので何度も言いますが客先常駐を全てを否定することはやめたほうがいいかなと思う。

 

自分は社内派遣部隊(火消部隊)時代が長かったこと、メーカーに派遣されて仕事することもあったのである意味客先常駐状態を個人的にも体験してます。

社内派遣されるとどうしても、一部会議で呼ばれなかったりさみしい思いをするわけですよ。逆に自担当に戻って報告権利もあるわけですが。ある意味部外者(のけ者)です。

しかしそれは仕方ないとおもうんですよね、仕事をする以上社内、社外問わずある程度の決まり(契約)の中で作業するわけですから。

 

そんな状態なのに、”客先常駐”は明らかに単純作業しかできない、誤解を恐れずいえば奴隷みたいに扱われるからスキルもくそもないよっていう言い方をしてしまうと、偏見が生まれます。

なのでなんで常駐の必要があるのか、どんな作業をしているのか?は会社をみるなり作業内容を見るなりして決めるべきだと思います。 

なれる!SE (7) 目からうろこの?客先常駐術 (電撃文庫)

なれる!SE (7) 目からうろこの?客先常駐術 (電撃文庫)

 

 

といっているものの

単純作業しかしない、コーダしかしない部分っていうのはどうしてもあります。

出来る限りツール化したりして省きますがその手間と天秤かけるとマンパワーが必要な場合がでてきます。

たとえば100万通りの試験項目がでてしまったので実施するには人のパワーがいるってなったとき、ひとあつめしちゃいます。数回しない試験用に、ツールつくってるとその仕様・確認してるより人がやったほうが速いって確実になります。*2

そういうところにはやっぱり単価が低い人があつめられてしまいます。

 

ここで学んだことは、単価を低くしてしまうと結果に精度が出ません。

たとえば試験を実施し本来NGだけどOKとしてスルーされるケースとか増えます。

なので発注する側も出来る限り外注したくありません。

1つミスがあると結果を全部再確認(へたしたら試験やりなおしたほうがはやいんでないか?)とか普通にありましたからね。それが痛い目ということなんですけど。

 

じゃぁ単価上げろよってなるでしょ?

実際なりましたよ、そして一部の信頼できる会社(へたしたら子会社)以外発注できなくなりました。これが普通の流れです。 

よくわかる 製造請負ガイドブック

よくわかる 製造請負ガイドブック

 

 

なにがいいたいかというと

客先常駐って本来、正社員じゃコストが見合わず、その狭い分野でのプロフェッショナル仕事を任せられる人がやる仕事なんですよ。

客先常駐長くできてる人は優秀だと自分は断言できます。(すくなくともIT関係でいえば)

なので、派遣で客先常駐が多い会社だからといって全否定はしないでくださいね。

 

まとめ

ぐだぐだな記事になりましたが、ちょっと怒りもはいってます。

客先常駐がNGならCEさんとかどうすんねんって自分は考えてしまいます。

みなさんはどうですかね。

悪い部分を切り取って全部悪く見せようとしているんじゃないかと思ってしまいます。

もちろん、そればっかりやってたら人間腐るよって作業だってあるかとおもいます。それはどの業種どんな仕事でもあるんですよ。

 

 

プロフェッショナル 仕事の流儀 (1)

プロフェッショナル 仕事の流儀 (1)

 

 

 

*1:成果内容でもめるとめんどくさい

*2:定常的に行われる場合はツール作成されます