最近のお断りメール
就活時不採用メールを受けるとご健闘をお祈りしていますなど、励ましともいえる定型文がついてくることからお祈りメールとよばれていることをつい最近しりました。
自分は社内移動で失敗等でしかもらったことありませんが(逃がしてくれなかった?)。
世の中うまくいかない、自分の思い通りにはなかなかいかないもので、人事特に大手新人採用はいろいろ難しいところがあるようです。
まず、会社側を擁護すると
学生達は、まず大手であること、名前が世の中に通っている事だけで応募し、一社ではなく複数社であることはほぼ確定していることを前提に人事は採用時の態度をとるようです。
自分は人事になることはありませんでしたが、人事は平社員でも会社側(経営側)の人間であることをわすれてはいけません。社内闘争ではないですが、身近な人が人事にいったこともあっていろいろ漏れ聞こえてくる話から構成しているので間違いもあるかもしれませんが、実体験もあるのでそうそう間違ってないと思います。
まず、本当にうちの会社がやっていることを知っていて、それのどの分野になってもやりたい、もしくはやろうとしてくれるかどうか?これ重要だそうです。
これしかしたくない。私はこういうことをこの会社でするために受けました。
というのはどうもアウトっぽいです。会社によるとはおもいますけど。
だって、一つの事に専念している大手会社なんてありません。もちろん営業/事務/技術とか大枠ではきめられますが、その中でも分野がちがうことは多々あります。
そしていけそうだととったとしても、ほかにいきたいところがあるので辞退します。をいつだされるかドキドキしているのです。
いつだったか、今年いつもより多くない?って人事担当の人に聞いたら。辞退数見誤っていろんなところから怒られてるからそれ以上言うな。って言われたこともあります。
学生側達のわがままも受け入れる必要があるので採用もなかなか難しいものです。
現場からの要望、欲しい定員もありますし、1人入社させるとそれでかかる経費の額を学生(私も当時はしりませんでした)は知る人が少ないので気軽にいろいろいっちゃってくれてます。
それをピキピキしながらも口に出せないそれが人事担当です。
一部定型になってもしかたありません。
一方、学生側の言い分
としては、せっかくやりたいことと一致している会社に入って頑張ろうとしているのに、こんな紙きれおくってきやがって。。もしくは、もう何通も同じメールや手紙うけて最悪。
ってところでしょうか?前者はまだしも後者は自業自得なんですけどね。
前者を前提に話をするとして、大手ばかりを狙ってる人なら運がなかったですむかもしれませんが中小を狙って落ちたなら完全なミスマッチなんだとおもいます。
自分が思っている、やりたいことと自分がそれが出来る会社を見誤ってる事になります。(採用見せかけだけの、ブラフでない限りね)
よく言われる、学校や・講師にいわれるこういう問いにはこう答えるべきみたいなものを教えてくれるところがいうようなことは、会社側だって知っています。
そしてそういわれるように仕組まれていることはしっているので、それを知ったうえで自分なりの考え方を通せているか見つめるべきかな?っておもいます。
あれ?学生側。。っていいながらも非難してませんか私?
世の中辛いもので一発一点絞りしたとしても、うまくいくとはかぎりません。
次々って考えることも必要です。もちろんそれが続くと精神的、肉体的、金銭的にもつらいことは就職氷河期を経験している自分たち世代(ごめん私は直接体験していません)なので回りの愚痴をよく聞いているので学生側の言い分もわかるきがします。
結局、いす取りゲーム
なんですよ、大企業になればなるほど、新人に即戦力を期待していません。
なぜかって?即戦力がほしいなら中途採用増やすだけですから。
なぜ新人が欲しいのか?それは基本長くいてもらいたいからです。
入社基準が全部海外方式になってしまえばたぶん日本の学生の新人なんてほぼうからないとおもいますよ。
ってことは、この子はどういう思考でこの会社を選択し入ってきているのか?
が結局のところ最重要なわけです。もちろん学力・知識面の最低条件はクリアした上でのお話です。SIerの技術者めざしてるのにパソコンさわったことありません(スマホしかしりません)では話になりませんから。
いかに早くよさそうだ、とおもわせて椅子をとるかなんですよね。
で、良さそうだと思う基準は企業によって違います。日本人はみんな一緒が大好きなので学校や教えてくれる人がこうだといっていることを素直に面接や実技(があるところ)ではしちゃうわけですよ。
それがいいって企業はそれでいいわけですし、ダメな企業はダメなんです。
なので、その考え方で受け入れてくれる企業があるといいね。ってことで
お祈りメールはある意味的を得ている気がします。
もう祈願ですよ祈願
自分の思いと会社の思い(利害)が一致して、よっしゃーってなる出会い探しですから。
彼氏彼女探しと同じです。どちらかが高望みをしてしまうとマッチングしません。
さて、妥協はどちらがすべきでしょうか?
企業は人一人とることでうける負担を考えるとそうそう引けませんよ。
自分の給与(初任給みて)これぐらいの経費もはらえないのかッケっておもった人
会社がほかにどれだけかけているか、考えてみてください。
分業が多い会社ほど
現場1人にかかる負担は大きいです。当たり前ですね、人事専門がいる、経理専門がいる、給与センターがある。おいおい、こいつらの金は誰がかせいでるんだよ、、
現場だよ
ってことです。社長が全てを実施しているような小さな会社であれば多少なりとも経費の負担さはちがいますけどね。
特にコストセンタと呼ばれる部門を希望している人は自分は会社をうまく回せるように助ける代わりに現場の利益を吸い上げることを自覚してください。現場は知っていながらもぶーぶーいってますからね( ´艸`)。
なんかわけのわからないことになってきましたが
お祈りメールは、定型ですがまさにその通りだなぁ~とおもっています。
相手も必死(業界で生き残るため)なわけなのでよっぽど羽振りがよい業種の企業でないかぎり、採用試験で不安要素があれば切り落としたいわけですからわかってあげてくださいまし。
まとめ
人事担当も大変です。そして入社したら自己都合ですぐ辞めないでください。現場も人事担当も大変怒られますし迷惑します。なんでもブラックだブラックだっていってたらどこにもそんな人を採用する企業なんてない。自分でもっと大変な起業(自営)するしかなくなります。
1人あたりにかかるコストを目の当たりにできる立場になってからやっとわかる部分もあるかとおもいますますが(経済学とか経営学まなんでれば別でしょうが)そういう事情もあるんで気楽に受けようとかとりあえず応募してみようはバイト、派遣までです。
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