信念をもってやってるのかな
昨日大相撲春巡業で市長さんが急病で倒れた時の女性医師に降りろとアナウンスしたということで疑問視する意見等が散見されています。
何でもかんでも現代に合わせる必要はないが
伝統を守ることも必要なケースもあるとおもいます。
現代でも残しておいて後世の人達にも伝えるべき事とかね。
でもそれにはかなりのパワーがいります。
国や団体がそれでも守りたいと思うものががればちゃんと運営する人達が
現代でも残せるだけの準備をして
残していくべきだとおもいます。
今回のケースも、例えば
- 男性医師を用意する。
- 何があっても土俵上で起きたことは自己責任とする*1
- 力士や一般人が倒れた時の救護ルートを確実にしすぐに土俵から降ろす訓練しておく
等々
やっておくべきことはいくつもあったかと思います。
何かを変えるということは難しい
仕事していてもそうですが、
昔ながらやっていたことを新しい仕組みでやるとなると必ず痛みも発生します。
SEやっていたのでそういうところで、
前はできていたのにできなくなったとか苦情はよくくらってます。
でもそれは
- 依頼主(経営陣だったり現場責任者だったり)の意志がそうしたいと願ったから
- ほかにこうすると便利になるよという機能が実装されたから
等々、、いろいろ説明しますが
分かってくれない人達もたくさんいます。
それはその人個人の価値観で守りたいものがあるからです。
でもね、なぜかそういう人に限って、
事前にこういう機能は残しておいて欲しいっていうものはあるか?
っていう議論に絶対に参加しないんですよね。
α、βバージョンでさわってみてよっていっても本番まで触らないんですよね。
なので、私が調整できる場合、使用するキーマンを確認し、形ができた時点で事前に
必ず触ってもらうことを心がけ、出席できないならその人専用で別スケジュール組むここともあります。
どうしても触らないなら新システムに興味がない人として依頼主に報告しておきます。
というかそれが普通だとおもいます、使う人が使えないものは
ただのゴミです。
でも、経営的にそれはいらないとか、次はこうしたいという思想がある場合、
現場はゴミといってますがいいですか?を経営陣に聞いて了解を得てからゴミは作ります。
まぁこれも承認(ハンコ)もらって作ったあと覆されるんですけどね、でもワンクッションある分相手のトーンは下がります。
余談ですが、苦い思い出としては、現場も責任者もデモ版でOKもらって、できない事を全部話していたのに、いざ本番となったら、できない事が問題となって作り直した経験があります。
これは、いくら確認したところで実運用しないとことの重大さが分からないのはしかたないのですが。
全部事前にわかっていて、説明してたのに全部ひっくりかえすのかよ><
っておもったことはあります。
これは作りて側の言い分かもしれませんが、使う人も真剣に聞いてほしいです。
脱線しましたね
文化もシステムも、変えるべきところ、変えない(守る)ところは明確にして、守るなら信念もって守ってほしいです。
さらに脱線すると
日本での男尊女卑もよく問題となり、昔ながらの文化(?)ですがいい面も悪い面もあるとおもっています。
人間として平等であることをうたうことは、素晴らしいですが、じゃぁ男性に子供生めや!とかいわれたり、スポーツや格闘技も男女混合で競えやとか、物理的に不可能です。
なにが言いたいかというと、できること、できない事がはっきりしている部分についてはお互いに尊重しあって、平等ではないことを差別ではなく区別して考える必要があります。
文化もシステムも同じ
昔ながらの方がよかったり、しきたりを遵守することで仕事がうまく回るとかシステムつくってると、非効率・矛盾してるけどこっちがいいんだろうなーっておもうことはあります。
文化も昔の人が決め、こういうルールでやろうってことを続けてきて、今後もそれで行こうと団体(企業・国)がきめているなら、それを行うための覚悟や・努力をしてほしいものです。
まとめ
なんでもそうですが、しきたりを守るのは難しい。でも守るなら覚悟と努力で現代でも守れるよう工夫していってほしいですね。
そして、誰も必要とされなくなれば、捨てるのも勇気です。
*1:あとあと問題になりそうですが